この記事では、
ビザの更新で確認される主なポイントを
8つに分けて説明します。
❶ 在留資格該当性(どんな活動をするのか)
更新後も、
現在のビザ(在留資格)に該当する活動を続けるかが確認されます。
◆ 留学ビザでは
留学ビザの在留資格該当性は、
「日本の大学、専門学校、日本語学校などの教育機関において教育を受ける活動」
に該当することです。
❷ 上陸許可基準(その活動をするための条件)
ビザ(在留資格)によっては、
取得するときに満たす必要がある条件が定められています。
(上陸許可基準)
ビザの更新のときも、
原則としてその条件を満たしていることが求められます。
◆ 留学ビザでは
留学ビザの上陸許可基準適合性は、主に、
・留学先の学校・教育課程等が一定の基準を満たしていること
・本人が生活費を賄えること
などです。
※ 学費・生活費の全額をアルバイトで賄うということは認められません。
そのため、預貯金、経費支弁者からの送金、奨学金などにより、必要な費用を支払えることが求められます。
❸ 在留資格に応じた活動を行ってきたか
これまで、
現在のビザ(在留資格)に該当する活動を適切に行ってきたかが確認されます。
◆ 留学ビザでは
これまで、
「日本の大学、専門学校、日本語学校などの教育機関において教育を受ける活動」
を行ってきたかが確認されます。
※ 出席率が低い場合は、「留学」に該当する活動を十分に行っていなかったと判断され、更新審査で不利になることがあります。
❹ 素行が不良でないこと
犯罪や法令違反などがなかったか確認されます。
◆ 留学ビザでは
たとえば、
重大な交通違反や、交通違反を繰り返していないか、
アルバイトをしている場合は、
資格外活動許可の範囲を守っていたかが確認されます。
※ 資格外活動許可の範囲としては、
・週28時間以内
・風俗営業等で働かない
などがあります。
❺ 独立の生計を営むに足りる資産又は技能を有すること
今後も、公共の負担にならずに
日本で安定した生活を続けられるかが確認されます。
◆ 留学ビザでは
・本人の預貯金残高
・親などからの仕送りの実績・継続性
などが確認されます。
❻ 雇用・労働条件が適正か
日本で働いている場合は、アルバイトを含め、
雇用・労働条件が労働関係法規に適合していることが必要です。
◆ 留学ビザでは
アルバイトをしている場合は、
賃金や労働時間などの
労働条件が適正であることが
求められます。
※ 雇用先の労働関係法令違反について、留学生本人に責任がない場合は、その点も考慮して判断されます。
❼ 納税義務等を履行しているか
法令によって納付義務があるものを、適切に納付しているかが確認されます。
◆ 留学ビザでは
・税金
アルバイトの収入額によっては、所得税や住民税を払う義務が生じます。
・健康保険・年金
加入が必要な人は、
公的医療保険や公的年金に加入し、保険料を納める必要があります。
※ 高額の未納や長期間の未納などがある場合は、更新審査で不利になることがあります。
なお、対象となる学校に在籍し、本人の前年所得が一定以下の場合は、国民年金保険料の学生納付特例を申請できます。
❽ 必要な届出を行ってきたか
必要な届出を期限までに行っているかが確認されます。
◆ 留学ビザでは
主に、次の届出が必要です。
① 市区町村への届出
住所が変わったときは、新しい住所を届け出ます。
② 入管への届出
・学校を卒業・退学したとき
・学校を転校したとき
【届出期限】
住所変更、卒業・退学、転校の届出は、原則として事実が生じた日から14日以内
※ 転校した場合は、
前の学校から離れたことと、新しい学校に在籍したことを
それぞれ届け出ます。
※ 届出をしていない場合は、更新審査でマイナスの評価になることがあります。
まとめ
在留資格「留学」の更新では、
主に次の点が確認されます。
❶ 更新後も「留学」に該当する活動を続けるか
❷ 更新時も、留学の上陸許可基準を満たしているか
❸ これまで学校に通い、適切に勉強してきたか
❹ 犯罪や法令違反などがなかったか
❺ 今後も公共の負担にならず、安定した生活を続けられるか
❻ アルバイトをしている場合は、労働条件が適正であるか
❼ 税金や社会保険料など、納付義務があるものを適切に納付しているか
❽ 住所変更や、学校を卒業・退学・転校した場合に、期限までに必要な届出をしているか
これらの点を総合的に考慮して、
在留期間の更新を許可するかが判断されます。